2011年8月26日金曜日

フエどらやき販売1日目

いきなりだけど、ここまでくるのに本当にいろいろあったなあと振り返る。。

私は、大学でベトナム語を専攻している現在大学4年目の3回生。
なぜベトナム語かと聞かれるけど、当時は大学に入ることばっかりを考えすぎて、気づいたらベトナム語を学んでいたという、まさにダメダメ大学生だ。


でも、なぜか今は、こうしてベトナムにいる。しかもものすごく熱くなっている。ベトナムに。そして、ホーチミンでもハノイでもない小さな都市であるフエに。。

私は、1ヶ月前にフエに留学という目的でやってきた。
バイクでこけたり、謎の高熱にうなされたり、、まあ大変で、一度日本に帰国せざるをえなくなったけれど、なんとなく心の中がもやもやもやしていることを自覚し、もぅいちどフエに行くことを決めた。
そのもやもやの原因は自分の使命として感じていた「フエ初!!どらやき販売」をまだ終えていなかったからだ。

そして、またリベンジを果たすためにもう一度フエへやってきた。

そしてそして今日、どらやき販売1日目を無事、開始1時間で完売という快挙で終わることができた。基本人任せで、責任感という考え方がこれっぽっちもないベトナム人とここまでこぎつけるのはなかなか大変だったが、最終的に彼らがいなかったらここまでこれてなかったし、まさにみんなで成し遂げたという思いが強い。

一応、どらやきチームのリーダーとして気をつけたことは
・自分がこうしてほしい、、と思っていることのことごとく裏をついてきても、すべて受け入れてじゃあこれからどうするかで考える
・とにかく写真をとったり、ご飯をいっしょにたべにいったり、彼らとの時間を大切にする
・ひとりひとりの性格を見極めて、この人には何を任せるべきか考える
・とにかくみんなとの時間を楽しむ!!

また、ものすごく嬉しい出来事にであった。
今日、どらやきを売っていると、ギャラリーに混じって一人のおばあちゃんがじっと私の顔を見ていた。「どの味がいいですか」と聞くと、ずっとだまっている。どらやきチームの一人が「この人はお金がないんだよ。この人にただであげるかどうかはゆいさんが決めて」と言ったので、私は迷うことなくどらやきを差し出した。そのときのおばあちゃんの顔が忘れられない。笑顔があふれて、ものすごく誇らしげな顔だった。できるだけ多くのフエの人にどらやきの味を知ってもらいたいという私の願いが一気に叶ったような気がして、疲れが吹き飛んだ。おばあちゃんに捧ぐ。。ドラえもんを見て、私を思い出してくれたらいいなー。

そんな感じで1日目が終了した。
明日もまた気合をいれて、どらやきを売っていこう★
明日はどんなすばらしい人に出会えるだろう、、、